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マランツプロ MPM-4000U レビュー

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PS4に使えて手軽に配信の強い味方MarantzProの「M4U」を愛用していたのですが、今回マイク機材を新調しました!!
一昨日(2021年03月18日)発売の「MPM-4000U PODCAST MIC」です!
※TASCAM(タスカム)TM-250UはこちらのOEM製品でほぼ同じものだと思われます。

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もう箱の時点でかっこいい!

M4Uに不満があったわけじゃないですが、結構最近は頻繁に配信していますし、そろそろ音質向上のステップアップしてもいいかな・・・なんて思って奮発してしまいました!

まだ購入してすぐなのでガッツリデータは取れていないのですが、事前情報が少ないマイクなので少しでも購入の判断材料になったら嬉しいな、と思ったのでまとめていきますね!!

※4月12日追記:その後マイクスタンドだけ付属の物から変更しました!
しっかりとした卓上マイクスタンドに変更したい場合はこちらの記事をどうぞ!↓

今まで愛用していた低価格のお手軽配信マイク「M4U」のレビューはこちらの記事を参考に!↓

このMPM4000Uを使用したOBS等ライブ配信用のマイク設定はこちら⇓

MPM-4000U 開封の儀!

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着弾してすぐの状態。今回はヨドバシカメラで購入
実勢価格1.1万円程度

 

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箱はシンプルな印象。商品の良さとパッケージの軽さが合っていないですw

 

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箱から取り出すとこんな感じ
本体、マイクスタンド、マイクホルダー、接続ケーブル(USB TYPE‐C 3.0)
付属してるUSBケーブルは2m程度の長さなので困ることは無いと思います

 

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その他に説明書・音楽制作ソフトウェア「MPC Beats」のURLカード
日本版にだけ「クロス」と「ステッカー」が付属されています(なぜ?)

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本体のカッコよさが異常です
Twitterにも書きましたがもうこの時点でかっこよすぎて音も聞いていないのに
「買ってよかった・・・」なんて思うぐらいに素敵なビジュアル

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付属のマイクスタンドは組み立て済み
個人的な印象は可もなく不可もなく

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スタンドに取り付けた状態です
マイクホルダーが少し硬めですので初めて取り付けるときは苦労するかもしれません

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電源が投入(USB接続すれば自動的にON)されたかがわかる「ライトインジケーター」
押し込み方式の「MUTEスイッチ」
マイクの入力感度を調整する「GAINコントロール」
接続したイヤホンなどのモニターの大きさを変える「VOLUMEコントロール」
と本体で直感的に操作できるようになっています

このマイクはXLR形式(キャノン)形式で接続するタイプではなくUSB接続マイクです
本体底面にUSB-Cコネクタとミニピンプラグジャックが配置されています

本体がオールアルミ製の筐体なので手に持ったときの冷たさとずっしり感
洗練されたデザインも相まって所有欲を満たしてくれます

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今回のマイクはコンデンサマイクなのでこのタイプのポップガードも購入
ヨドバシにはスポンジタイプしか販売されていなかったのでAmazonで購入しました

MPM4000

マイクに取り付けてみたのですが今回のポップガードは少し大きいです
ゴムで止まる簡易的なタイプなのですがこのままだとすぐずれてしまいます
(動画から切り取った画像なので画質が悪いです、申し訳ない)

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ですのでこういった場合は写真のようにクロスさせて取り付けるとずれなくていいですよ
平行のままだと安定しませんでしたが、バッテン状にしたらしっかりついてくれました

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ポップガードをつけてもこれだけかっこいいってなんなのかな?
めちゃくちゃええやん!!なにこのプロ感あふれるマイクは!!

どうして数あるマイクの中でこのMPM-4000Uを選んだのか??

実は僕結構最後まで迷ったんですよね。
普段使いの「M4U」からバージョンアップする前提の候補は…

  • 「MPM-1000U」(マランツ):6,000円程度
  • 「MPM-2000U」(マランツ):10,000円程度
  • 「Yeti」(Blue Microphone):18,000円程度

の3種類でした。

イエティは高額なので除外。音が良いとしてここまでの値段を払うならオーディオインターフェースなどを使ってさらに向上した方が費用対効果が高いと思います。
(というかそもそも私オーディオインターフェースにSHERE BETA57など基本的音楽機材を持っているんですよ・・・)

ということで残るのはMPMシリーズの「1000U」「2000U」ですね。お値段もお安いですし。
この二つ何が違うのか?といえば単純に中身のスペックが「1000U」<「2000U」という感じです。
見た目はほぼ同じで、付属品違い・スペック違いです。
難しい話はさておき、スペックの何が違うのか?といえば心臓部である「コンデンサ」の大きさが違います。
「1000U」が「Φ14mmバック・エレクトレット・コンデンサー」
「2000U」が「Φ16mmバック・エレクトレット・コンデンサー」

2000Uの方が大型ユニットを搭載しています=繊細な音が撮れるわけですね。

付属している同梱品にも違いがあり

  • MPM-1000U:専用マイクホルダ
  • MPM-2000U:ショックマウント(マイクスタンドは無し)・専用アタッシュケース

の違いがあります。

実際しっかり購入を考えるなら「1000U」より予算をあげて「2000U」なんじゃないのかな?なんて思います。
さて、イエティを除外し、2000Uを購入する気だったのですが、いろいろ調べていたら今回購入した「4000U」が急浮上してきたわけです。
たまたま新発売でネット上に情報が無かったのですが、公式ページなどを見ると魅力的。
値段も2000Uと変わらない所も大きく悩むところとなりました。

「4000U」は「14㎜コンデンサ」としか書いていないのですが、周波数特性値を見ると「1000U/2000U」「20Hz~」なのに対して「4000U」「30Hz~」の特性値でした。
「1000U」「4000U」コンデンサ素子の大きさは同じですが、パーツが違うのかもしれません(公式ページを見てもデータなし)

ぱっと見周波数特性(拾う音の範囲)「4000U」が狭いのですが、主に配信用ですのでそこまで広くなくても問題ないといえば全くないんですよね。
人間の声を録音してローカットする場合は50Hz以下はバッサリ切って除去してしまうことも普通にありますし、さほどこの周波数特性はそこまで気にしなくていいかな、と。
(ここでもそもそも超高音質を求めていくならUSBマイクはってなりますし)

あー!!とはいえどれを購入するか迷うー!!!!

なんて凄い最後まで迷ったんですよね・・・。

僕がMPM-4000Uを購入するに至った決め手

MPM-4000Uを購入する大きな決め手になったのは「ダイレクトモニター」「ゲインを調節できる」「手元スイッチ」の部分です。
順番に説明していきますね。

  • ダイレクトモニター
    カッコいい言い方をしていますが、ようはマイク本体にスピーカー・イヤホン・ヘッドホンを繋げられることです。
    今まで使っていた「M4U」は「マイク→サウンドカード→USB」という風に繋がっているタイプなのですが、このサウンドカード部分にモニターが挿せるようになっていました。
    今回の「4000U」は本体にそのままさせる。ここが大きい。どうしてもサウンドカードに繋ぐタイプだと配線がわちゃわちゃしやすいんですよね・・・。
    ちなみに「1000U/2000U」には3.5㎜ピンプラグを挿せないので「マイクからのモニター」はできないようになっています。
    パソコン本体からイヤホンなどを接続しなければいけないので人によってはレイテンシー(遅延)が発生すると思います。
    「Yeti」はダイレクトモニターですがお値段お高め。モニターしっかりほしい!orダイレクトで繋げたいなんて方はこの時点で選択肢に強く入ると思います。
  • ゲインを調節できる
    できるUSB接続マイクの大きな欠点で「入力値」をマイク本体側で調節できなものがほとんどという所があります。
    マイクの種類にもよりますがこれが結果的に録音環境次第では音が小さくなってしまったりするという事です。
    USBマイクは音が小さいという事ではなく制限があると考えるとわかりやすいです。
    マイク本体でゲイン値を弄るのではなく基本的にWindowsのサウンド設定などからパソコン依存のマイク感度を調整します。
    これは種類によって100%まで入力値をあげても「なんか音が小さいなぁ??」なんてことがたまにあるんですよね。
    パソコンにオーディオインターフェースやミキサーに繋いだマイクならここでGAINを大きくできるのですがUSBマイクはここで手詰まりになります。結果何かしら外部のソフトを使うしかありません。(とはいえむりやり小さい音を大きくデジタル加工するので歪んだり、音がつぶれたりとここでの編音作業で苦労したりもします)
    ここで「4000U」ちゃんは本体にGAIN値を調整できるコントロールノブがあるので大きくできるんですね!これはありがたい!「M4U」はダイレクトモニターができましたがGAIN調整は不可。
    もちろん「1000U/2000U」にもこの機能はついていません。
    「イエティ」ちゃんにはついているんですけどw
  • 手元スイッチ
    上で書いたことに似ているのですが「4000U」には手元ですべて調整できるスイッチが全部搭載されています。
    マイク入力のON/OFFミュートスイッチはもちろん、GAIN・モニターボリュームスイッチまでも搭載。
    これ本当に便利。オンオフスイッチは押し込んでしっかり切り替わるタイプです。LEDランプがついているので、マイクがオンの場合は緑マイクがオフの場合は赤と見た目にもしっかりわかりやすいです。
    onoff
    今がどちらの状態なのかが一目瞭然ですね

    「M4U」のようなカチッと上下に切り替えるスイッチじゃないため切り替え音も目立たない印象です。
    普段私の配信中はパソコンソフト側からミュートにしています。
    それでもいいのですがやはり手元でしっかり切れる方が簡単ですし、LEDによる視認性も良いです。「カチッ」ってマイクのOFF音も入りにくいですしね。
    モニターボリュームコントロールもついているのがグッド。
    USBマイクでパソコンから聞こえる音量調整はやはりパソコンの音量調整バーなどからいままでは調整していました。配信中なんかにサッと音量調整したいときにデジタルコンソール依存ってかなり面倒だったり邪魔なんですよね。
    その点物理的なコントロールスイッチはサッと直感的にいじれます。素晴らしい!100点!
    オンオフスイッチは「1000U/2000U」にはありません。
    ただやはりこれらの機能は「Yeti」には搭載されているんですけどお値段がry


とこんな感じの比較利点があります。
凄い説明を雑にすれば
「Yetiの機能をほぼ搭載したマランツのUSBマイク」なんですね。
Yetiより安いからって言っても=音質が悪いとかではなくマランツプロさんが頑張ってくれたんですね・・・。
Yetiの4種類指向性変更切り替えが無い以外はほぼおなじような感じで使えますね。

1000U/2000Uには無い機能が多く搭載され、Yetiとほぼ同じの全体的な性能、そしてこのお値段!
これらの理由が今回「MPM-4000U」購入を決意した理由です。

音質面はどんな感じ??

開封+音質比較動画をつくったので参考にしてください^^

さいごに

どんな人にこのマイクをお勧めできるか?という所を語りたいと思います。

  • 「Marantz M4U」や「SONY ECM-PCV80」を使っていてステップアップしたい人
     
  • オーディオインターフェイスを所持していない人
    または私のように所持していても高音質かつ手軽なUSBマイクが欲しい人

  • 煩わしい配線が多いのが嫌な人、サウンドカードなどが邪魔だと思っている人
  • これ1台ですべてを完結したい人
  • 「Blue Microphones Yeti」シリーズにあこがれるけど、予算を抑えたい人
  • オーディオインターフェース等の諸々設定とか含めて少し苦手な人
    (MPM-4000UなどのUSBマイクは繋いだら即使えるため)
  • iPhoneやandroidなどのスマホと接続できるので、携帯電話からのLIVE配信に使いたい、スマホの録音音質を良くしたいなんて人にもおすすめ!!
    21/05/18追記

こんな感じです。

とりあえずテスト配信なども含めて何回か使ってみたのですが、明らかに音質が違います。
物凄く雑味の無い、綺麗でクリアな音ですね。
「M4U」より拾う音が広範囲なのでM4Uで録音した時より、私の声が原音に近い感じになりました。
M4Uで録音すると気持ち空気の抜けた声というか、私の声が少し高めに録音されていたんですよね。
「密度が上がった」という表現が近いように思えます。
EQやその他エコーなどのエフェクターをガッツリ試していないですが、密度が高くなったためか調整がもの凄くやりやすくなりました。
こういった調整の時にボリュームを上げたい!!なんて時もサッと本体で上げ下げできるので凄く便利。

その他のマイクとの音質比較を正直やってみたいのですが、残念ながら「1000U/2000U/Yeti」持っていないので比較はできませんが私は音質に満足しています。
今回は配信用に購入しましたが、これだけ性能が良ければスタジオでの楽器の収録などいろんな用途に使えると思います。

これは正直買ってよかったと強く言える商品です。
そもそも品質の良いマイクが1万円程度で買えるって一昔前じゃ全く考えられないことですよ!
いろいろマイクを持っていますが個人的には2~5万するのが当然な認識です。
それがいまやこんな値段で購入できるなんていい時代すぎます・・・。

あ、こういった種類のコンデンサマイクをもし購入したら必ずポップガード・マイクスポンジなどの唾液対策などは必ずしましょう。
コンデンサは水・衝撃にとても弱いので、このレベルのマイクを購入した場合は絶対にポップガードは購入しましょう。
(MPM4000はエレクトレットコンデンサのはずなので、本物の高級機に搭載され、湿気ですぐ故障する「DCバイアス型」ほど神経質に扱わなくても良いと思いますが、やはりできれば湿度には気をつけたいですね)

衝撃にも弱いと書いていますが、ここもラージダイヤフラム型なんかと比べたらということなので、とにかく「落とさない」「強い衝撃を与えない」事に注意すれば大丈夫です。
もしスタンドを変えて使用するならアーム型マイクスタンド・ショックマウントはそこそこの強度の物を購入しましょう。

この記事を読んでみて「お?良いかも??」なんて思って方はぜひとも購入してみてください!
物凄く満足度が高いので、本当におすすめします!!(*・ω・)ノ


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