工作・実験(なんでも)工作工具類レビュー

MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー レビュー

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針金を切ったり、電線の被膜を破いたり、プラモデルを作ったり。
なにかと使用用途の多いニッパー
プラモデル作成意外にも使用しますが、今回はプラモ用途で使用することの多いニッパーを。

匠TOOLS 極薄刃ニッパーです!

まぁ模型業界で有名な「ゴッドハンド アルティメットニッパー」ではなくこちらを選んだのはふかーい理由がありまして。

当時売り切れで販売していなかったからなんです。

え?深くない?いやいや、当時は火がついたときだったので2ヶ月待っても購入ができず、結果的にいろいろみてこちらを購入せざるをえなかったのです!!

とはいえ吟味を重ねた上で購入したこちらのニッパー。現在ではとても満足しています。
今回は愛用しているニッパーのレビューです(*・ω・)ノ

MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー

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今回の主役

公式HPはこちら↓
公式HPを見ていただけると大体わかるのですが、あえて説明しましょう!!
価格帯は2,467円+税

「え?ニッパーなのにそんなするの?」
なんて思ったそこのあなた。

大正解です。
※ちなみにアルティメットニッパーは5000円を越えます

少し見慣れない特殊な形状をしているこちらのニッパー。
バネ(スプリング)の方式が「プラスチック」なのです。
付属は交換用プラバネが一枚付属。これによりバネの硬さを選べます。

良いか悪いかは別として、これとても面白い試みだと思うんですよね。
金属バネ式より手入れが楽ですし、スプリングが飛んでしまう事故も防げます。

購入時はだれでも躊躇すると思いますが、ただ高いだけじゃない!
実験を交えながら「良いニッパーは良い!」という魅力を紹介してみたいと思います。

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まずは今回実験に使うニッパーたち。上から順に
 ①「匠TOOLSニッパー」 
 ②「ミネシマ D-22 精密ニッパー」(定価1,000円) 
 ③「どこかのニッパー」(100~300円?) 

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そのままこのように番号を振っていきます

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次にあまったプラモデルのランナーをニッパーで切り落としてみます

③「100~300円ほどのニッパー」

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見た目はさびていますが、一応刃の部分は軽く研いでいます
横から見ると△状に切断されているのがわかります
切断面はボソボソ。もうこれは切るというレベルじゃありませんね

②「ミネシマ D-22 精密ニッパー」

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実勢価格は800円程のちょっといいニッパー
横からの切断面はほぼ一文字。よくみると少しだけバリが出ています
切断面はさきほどとは比べ物にならないですね
ゆっくりと切っているのですが少し白化してしまいましたが、これは許容範囲

①「MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー」

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真打登場!!
横から見ると綺麗な一文字
切断面は白化していますが、綺麗に”切れています”

3年ほど使用してみての感想

プラモデル以外用でニッパーは持っていますが、所持している模型用のニッパーでは匠さんの物が一番高価です。
大事に使用しているので使い始めて早3年以上は経過しているはずです。
気になる点や使い方のコツみたいなものがあるので参考にしてください。

  • 刃が薄いため太いランナーの切断はNG
    今回は実験の為に切断しましたが、普段ではこの太さのランナーは切りません
    まず薄刃なので太いランナーを切る用途ではないです
    基本的には「ゲート」ギリギリを薄さを利用し切りこんできます
    太いランナーなどを切断したい場合は使い捨ての気持ちで「安いニッパー」を使用しましょう
  • 力があまりいらないため「パチン!」と切断しない
    これも最初戸惑うかもしれませんが、切れ味の良いニッパーは「パチン!」なんて切り方をしてしまってはダメです。ゆっくり握れば「スッ・・・」と切れてくれます
    ミネシマのニッパーぐらいの価格帯から「パチン!」とだんだん切れなくなっていき、高価格帯であればあるほどスッと切れます
  • バネはないがメンテナンスはたまに必要
    金属製のスプリングではないのでバネの劣化は神経質にならなくても大丈夫ですが、やはり刃の部分は金属なのでたまにのメンテナンスは必要です
    手の油が付着し錆を生む可能性がありますので、たまには機械油を注入してあげましょう
    購入時からしばらくは「黒い油」がしみだしていたので、当分はオイルをさすことは必要ないと思いますが・・・
  • 両刃なのでアルティメットニッパーとは違う
    アルティメットニッパーは「片刃」なんです
    なのでどちらかを先に使っていた場合は「使い方を考える」必要があります
    匠のニッパーはどこでも入れる「万能型」ですし、アルティメットニッパーは「簡単フィニッシュ」に向いています
    そもそもゲート処理はデザインナイフでするものですから、匠ほどの価格帯のニッパーを持っていれば大概事足ります
    試供してみたものの結局現在までアルティメットニッパーを買い足していない理由の一つです

こんなところでしょうか?工具類は最初の投資がなかなか勇気が出ない物ですが、この商品は間違いなく良いと感じましたね。
工具箱に乱雑に入れているような人は「貰い錆」の観点からも少しでも金属を使っていないこちらのニッパーをお勧めします。

アルティメットニッパーのように研ぎ直しのサービスはやっていないですが、これ一本で中級者ぐらいまでは全く問題なく使えると思いますよ!
個人的には「本当にいい買い物をした」と思えた一品です(*・ω・)ノ

コメント

  1. 匿名 より:

    >両刃なのでアルティメットニッパーとは違う
    某究極ニッパーほど突き詰めた形状
    (刃の薄さと薄さを補うための刃渡り)ではありませんが
    MSS-41も片刃ですよ

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